高出力近赤外線LED(SWIR LED)の販売を開始
― 従来比 約1.5倍の高出力化に成功 ―

2017/08/31

ウシオオプトセミコンダクター株式会社は、近赤外線領域(Short Wavelength Infrared, 以下、SWIR)のLEDにおいて、従来比 約1.5倍※1の高出力化に成功し、9月1日からSmall Size Chipを搭載したSWIR LEDの販売を開始しますのでお知らせいたします。

SWIRは、水や氷、ガスなどが赤外線を吸収する特性を利用し、物質の有無や成分量の検知に利用されているほか、医療分野では血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターや血糖値測定装置の光源として利用されています。
また、食品分野では野菜や果物中の水分量や糖度の測定などに利用されており、近年では、InGaAsカメラ※2と組み合わせることで、穀物の品質検査において水分量(みずみずしさ)の処理検査が高速で可能になるなど、センシング分野においてSWIRの応用利用が期待されています。

しかし、現在のLEDにおいてSWIR領域は他波長帯と比較すると出力が低く、測定対象や照射エリアに関係なく、近接での測定・検出にしか用いることができず、高出力が必要な用途では複数のLEDチップを配列する方法しかないため、パッケージの大型化やコストアップの要因となってしまうという課題があります。

 これに対しウシオオプトセミコンダクターは、当社のLED製造・開発部門の前身でありSWIR LED製造を得意としていたエピテックス社の技術・ノウハウと、当社が保有しているSWIRレーザーダイオードの技術を融合させ、さらにMOCVD ※2装置を導入することで、SWIR LEDの高出力化に成功しました。これにより、大型対象物等への適用が広がり、従来以上に農産物検査や成分検知、セキュリティ用途への展開が期待されます。

※1 当社製品比
※2 有機金属気相成長法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)。有機金属やガスを用いた結晶成長法のことで、LEDや半導体レーザなどの化合物半導体への窒化物単結晶多層膜の形成を目的として用いられる。

 

1300nmにおける当社従来品との電流-出力特性。
Small Size Chip(□300um)の定格電流:50mAにおいて、7mWから10.5mWへ50%の出力UPを達成しました。

砲弾タイプ(左)およびSMDタイプ(右)

本件に関するお問い合わせ先

ウシオオプトセミコンダクター株式会社 京都事業所
TEL. 075-682-2338 FAX. 075-682-2267
e-mail: led-sales@ushio-optosemi.com
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