技術・サポート情報
(レーザ)

半導体レーザの基本動作原理や、データシート上の記号・特性定義、取扱い時の注意事項などの技術情報をご紹介します。また、よくあるご質問と回答を掲載しています。ご検討、ご使用の際にご一読ください。

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ウシオ オプトセミコンダクター(UOS) LD製品Q & A

Q1. 半導体レーザ (以下,LDと表記) とLEDは何が違うのですか?

A1.
電流を流すことによって発光するのはどちらも同じですが,LDはLEDと異なり波の揃った光が発生するため (コヒーレンスが高いと言います),レンズを用いて平行な光を遠方まで送ることや,非常に小さな点に光を集光させたりすることが可能です。また一般的にLDはLEDよりも高速動作が可能ですので,光の短パルスを発生させる用途には半導体レーザの方が適しています。
一方、LEDはしきい値がなく、容易に発光させることが可能で、駆動回路構成が簡略化できます。

Q2. LDを扱う上での注意点はありますか?

A2.
LDはその高速応答性のため,静電気の放電 (サージ) による損傷を受け易くなっています。そのために,取扱いの際には十分な静電気対策が必要となります。弊社では別途,「サージ破壊防止マニュアル」もご用意していますので,詳しくはそちらをご参照願います。

Q3. UOSのLDはどのような規格を取得していますか?

A3.
弊社のLDは全て米国FDA *1に登録されており,LDそれぞれの光出力,波長に応じてクラスII, IIIa, IIIb, Ⅳに分類されています。詳細は担当営業までご連絡願います。
【注】 *1 FDA: Food & Drug Administration 米国食品医薬品庁。日本の厚生労働省に相当。

Q4. UOSのLDはどのような種類があるのですか? またそれらの種類ごとの用途はなんですか?

A4.
弊社LDには大きく分けて可視LDと赤外LDがあります。可視LDはさらに波長400nm帯、635nm帯,同650~660nm帯,670~690nm帯の製品があり,赤外LDには波長830~850nm帯の製品があります。
波長405nm帯のLD製品は、高出力を特長としているため、露光機などのダイレクトイメージング用途に使用されています。
波長635nm帯のLD製品は赤色で視認性が良いため,プレゼンテーション等で使用するレーザポインタや土木・建築工事において水平・垂直出し等に使用するレベラ (水準器) やレーザマーカ等の光源として、また最近では、広色帯域を実現できるためディスプレイ用光源としても使用されています。
波長650~660nm帯のLD製品は光出力が高く,視認性も高いため距離計 (測距儀) や各種センサー用光源として使用されています。
波長670~690nm帯のLD製品はバーコードスキャナ用光源や計測機器用光源として使用されています。
波長830~850nm帯のLD製品は視認性が低い (見えない) ことを利用したセンサの光源や各種応用機器の光源として使用されています。

Q5. LDを使用する上での注意点はなんですか?

A5.
LDは温度により特性が変化する半導体でできているため,周囲の温度によって特性が変わります。
またLD自体も微小な領域に大きな電流が流れる構造上,LD自体の発熱も大きいので,使用する際には放熱に十分に注意を払う必要があります。温度に対する各特性の変化に関してはおのおののLDのデータシートに記載されていますので,併せてそちらもご参照願います。

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